旅日記 / Travel Diaries

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インド放浪記⑤(最終回):帰国と“聖なる牛丼”

バラナシから再びニューデリーへ戻る夜行列車。寝台はじゃんけんで負けて最下段になったが、そこから見上げた星空は圧巻だった。無数の流れ星が流れ、ホタルが舞い、現実とは思えない景色が広がっていた。「牛が線路を横切ると列車が止まる」という噂は本当だ...
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インド放浪記④:ガンガーの死と火と、怒れるラビ

バラナシの夜。輪廻転生を信じるヒンドゥー教徒にとって、ガンジス川(現地名:ガンガー)での火葬は聖なる儀式。私もその様子を目の当たりにした。火力が弱く、完全に焼けきらないまま遺体が川に流されていく。生と死が交錯する瞬間、現実の重さが胸に迫って...
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インド放浪記③:混沌のバラナシとチャイの誘惑

アグラからバラナシへ向かう鉄道では、三段ベッドの寝台車に乗車。エアコンなし、窓にはガラスもなく、インドの風が勢いよく吹き込む。停車駅ではチャイ売りの少年たちが「チャイチャイチャイ!」と声を張り上げる。熱々のチャイが10円ほどで味わえるのが嬉...
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インド放浪記②:アグラで見た白と黒のタージマハル

インドの鉄道駅で遭遇した巧妙な詐欺と日本人旅行者との出会い。銀紙に包まれたビールの味、そして500円で巡るタージマハルの感動体験を綴る旅の一幕。
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インド放浪記①:ニューデリーの洗礼と路上の子どもたち

スマホもWi-Fiもなかった時代、地球の歩き方一冊を手にインドへ旅立った学生時代。ニューデリーの熱気、子どもたちの“親切”、宿探しの緊張感——そのすべてが、インドという国のリアルな一面だった。