「投資を始めたいけど、何からやればいいかわからない…」
そう思っている方にこそ、ぜひ手に取っていただきたい一冊が『バビロン大富豪の教え』です。
私自身もかつては、収入を得たらそれをそのまま使ってしまう日々を過ごしていました。
将来のために何かしたいとは思っても、「投資」と聞くだけでハードルが高く感じてしまい、結局何も行動を起こせずに時間だけが過ぎていたのです。
しかしこの本を読んで感じたのは、「お金の知識=マネーリテラシー」は、何よりもまず守りから始まるということ。
そして、その最初の一歩は、誰にでも踏み出せる小さな行動なのです。
『バビロン大富豪の教え』の7つの黄金ルールとは?
この本の核となるのが、「7つの黄金ルール」。
紀元前のバビロニアで語られたお金の知恵は、現代にもそのまま通用します。
今回は、この書籍に登場する「7つの黄金ルール」について、具体的な意味と現代の私たちへの応用方法を交えてご紹介します。
1. 収入の10分の1を貯蓄せよ
お金を増やす第一歩は「稼ぐこと」ではなく「貯めること」です。毎月の収入からまず1割を「自分のため」に確保する。これは将来の投資資金や安心につながる“種”です。
現代の応用例:
たとえば月収が30万円なら3万円は“絶対に使わないお金”として、先取り貯金や自動積立に回す習慣をつけましょう。
2. 欲望に優先順位をつけよ
人間の欲望は無限です。すべてを満たそうとすると、収入がどれだけあっても足りません。重要なのは、「本当に必要なもの」「今すぐ必要でないもの」を見極め、支出を取捨選択する力を持つこと。
現代の応用例:
新しいスマホやファッション、旅行も良いですが、それらは一時の満足。家族や将来の安心につながるお金を優先しましょう。
3. 貯めたお金を働かせよ
貯金はスタート地点にすぎません。お金は持っているだけでは増えず、むしろインフレで価値が目減りしていきます。だからこそ投資が必要なのです。
現代の応用例:
投資信託やNISAを活用して、長期・分散・積立投資を始めましょう。毎月の積立が将来の収入源になってくれます。
4. リスクから金を守れ
甘い話や高利回りをうたう商品には要注意。よく理解していない金融商品に大金を投じるのは、努力して貯めたお金を失うリスクを高めるだけです。
現代の応用例:
投資詐欺に注意するのはもちろん、手数料の高い商品や、実態のよくわからない暗号資産などは慎重に。インデックスファンドやNISAから始めるのが安全です。
5. より良き場所に住め
住環境は、人生の幸福度に直結します。支出の中でも「家賃(住宅費)」は大きな割合を占めますが、安ければいいという話ではありません。快適で安心できる環境を選び、仕事や生活のパフォーマンスを高めましょう。
現代の応用例:
駅から近い、安全なエリア、静かな環境、仕事効率が上がるレイアウトなど、自分や家族にとって価値ある住まいを選ぶ視点を持ちましょう。
6. 未来に備えよ
老後や病気、子どもの教育など、未来の出費には計画的に備えることが大切です。準備をしておくことで、いざというときにお金の心配を減らし、心の余裕が生まれます。
現代の応用例:
iDeCoや新NISAを活用した老後資金の積立、保険の見直し、教育資金の準備など、時間を味方につけて備えておきましょう。
7. 自分こそ最大の資本とせよ
結局のところ、最も大切な「資産」は自分自身です。健康、知識、スキル、人間関係などを磨くことで、どんな経済状況でも生き抜く力を身につけることができます。
現代の応用例:
資格取得、リスキリング、読書習慣、健康管理(運動・食事・睡眠)などへの“自己投資”を怠らず、「稼ぐ力」を育てましょう。
まとめ
『バビロン大富豪の教え』の7つの黄金ルールは、単なる節約術や投資術ではなく、「生き方の原理原則」ともいえるものです。
派手な生活ではなく、堅実で持続可能な生活スタイルが、やがて大きな資産となって自分に返ってくる。これは、どの時代でも変わらない「富の本質」ではないでしょうか。
資産形成の第一歩を踏み出すなら、ぜひこの古代の知恵を参考にしてみてください。
私自身、「もっと早くこの本に出会っていたら」と思わずにはいられませんでした。
でも、マネーリテラシーの学びはいつから始めても遅すぎることはないのです。
大切なのは、今の自分に必要な知識を少しずつでも積み重ねていくこと。
「投資の前に、まず何をすればいいのか?」と悩む方にこそ、この本を読んでほしい。
漫画版もおすすめ!
「本は苦手…」という方には、漫画版もおすすめです。
物語仕立てでスラスラ読めるので、まずは“お金の基本”に触れるきっかけとして最適です。
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