こんにちは。投資初心者向け講座の第2回は、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」についてわかりやすく解説します。私も利用しているこの制度は、老後資金の準備と節税が両立できるおすすめの仕組みです。
iDeCoとは?
iDeCoは、自分で毎月一定額を積み立てて投資信託や定期預金などに運用し、60歳以降に受け取る年金の一種です。老後資金づくりに特化しており、掛け金が全額所得控除されるため節税効果が高いのが特徴です。
iDeCoのメリット
- 掛け金が全額所得控除
支払った掛け金が所得から引かれるため、所得税・住民税が軽減されます。 - 運用益が非課税
投資で得た利益には税金がかかりません。 - 受け取り時にも控除がある
60歳以降に年金や一時金として受け取る際も税制優遇があります。
iDeCoの始め方
- 証券会社や銀行で口座開設
まずiDeCoの取り扱いがある金融機関で口座を作ります。楽天証券、SBI証券、または銀行でも可能です。
ここで注意したいのは、ネット口座の開設が難しい方もいることです。もし自分でネット証券の口座作成ができない場合は、多少の手数料がかかりますが、お近くの銀行で直接相談しながら始める方法もあります。この手数料は、ネット口座が作れないことに対する「安心のためのコスト」と考えましょう。 - 加入申込書を提出
勤務先の情報を記入し、必要書類を提出します。公務員や専業主婦の方など、職業によって加入可能な範囲が異なります。 - 掛け金を設定
毎月積み立てる金額を決めます。最低5,000円から始められます。 - 運用商品を選択
投資信託や定期預金などから自分で選びます。初心者は国内外のインデックスファンドがおすすめです。
注意点とデメリット
- 原則60歳まで引き出せない
老後資金のための長期積立なので、途中で引き出すことはできません。 - 手続きがやや複雑
申込時の書類提出や管理が必要で、始めるまでに時間がかかることもあります。
まとめ
iDeCoは節税しながら老後資金を準備できる強力な制度です。長期運用の視点でコツコツ積み立てることが大切です。はじめは手続きが面倒に感じるかもしれませんが、慣れれば難しくありません。初心者には「海外インデックスファンド」や「日経インデックスファンド」など、分散投資ができる商品を選ぶのが安心です。
そして、迷ったらとにかく「やらないよりはやった方が良い」という気持ちで一歩踏み出してみてくださいね。
次回は「NISA」について解説します。お楽しみに!
コメント