おそろいのサンダルで歩く夏:三年越しのリベンジと小さな幸せ

日々の日記 / Daily Journal

毎年「買おうかな」と思いながら、気づけば夏が終わっていたサンダル。今年こそは、と決意して動き出した結果、思いがけず妻とのおそろいのサンダルを手に入れることができた。そんな、何気ないけれどちょっと特別な夏の思い出。

夏が来た。今年の夏は、なにかが違う。
全国的に猛暑が続いているが、まさか北海道までこんなに暑くなるとは思わなかった。

毎年この季節になると、私は思うのだ。「サンダルが欲しいな」と。
履き心地を重視すれば、便所サンダルが最強。でもそれを私服に合わせようものなら、家族から全力で止められる未来が見えてくる。そんな葛藤を、ここ3年ほど繰り返してきた。

「まあ困ってないし、今さら買わなくてもいいか」
そう自分に言い聞かせているうちに夏は終わり、秋風が吹く。結局、またサンダルを買いそびれて、次の年も同じ思考をループする羽目になる。

でも、今年の私は違った。
「夏に欲しくなるなら、春から考えておけばいいじゃないか」
そう作戦を立て、気温が上がる前からネットでサンダル探しを始めた。

そんな折、ちょうど妻も「新しいサンダルが欲しい」と言い出した。
「おそろいのにしようよ」と、彼女からまさかの提案。
子どもが生まれてからというもの、育児と家事に追われ、夫婦でゆっくり買い物する機会なんてほとんどなかった。正直ちょっと寂しく感じる日々だったから、その一言がすごく嬉しかった。

即答で「いいね!」と答えた私は、その日のうちにリサーチを開始。
とはいえ、私が持っていた最後のサンダルは、学生時代に買ったクロックス。底はすり減り、汚れも取れない年季ものだった。

ネットをさまよった末に、KEENというブランドのアミアミのサンダルが気になった。履きやすさとデザイン性のバランスが良くて、これならファッション的にも家族からのツッコミはなさそうだ。

ただ、私はネットでポチろうとしていたが、妻が「絶対に試着しないとダメ!」と断言。
次の休日、家族でショッピングモールに出かけることになった。

さすがは妻。試着してみると、思った以上にフィット感が違う。普段は26cmのスニーカーを履いている私だが、KEENのサンダルは26.5cm〜27cmがちょうどよく、靴下を履いても快適だった。

最初は白を選ぼうとしたが、妻の「黒の方がいいよ!」という意見に従い、黒を選択。せっかくのおそろいなのに、ここで色違いにするのももったいない。

ただ、お店では他のサンダルや靴もたくさん並んでいて、目移りしてしまい…。このままでは迷いすぎて沼にハマりそうだったので、いったん家に帰ることにした。子どもはお店でも静かに付き合ってくれたので、帰りにフードコートで31(サーティワン)のアイスをご褒美に。

家に戻ってから妻と話し合い、最初に目をつけたKEENのサンダルに決定。
ようやく、三年越しのサンダル探しに終止符を打つことができた。

今のところ、履き心地は文句なし。
裸足でも、靴下ありでも使えるのがとても便利。そして、なにより——妻とおそろい、というだけで少しだけ胸が温かくなる。

この夏は、このサンダルを履いて、家族との時間をもっと楽しもうと思う。
そんな小さな決意と、小さな幸せを感じた休日だった。

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